あなたと猫と音楽と

大好きな音楽をテーマにジャンルを問わず、書き込んで、 日々、うちの猫と今までかかわった猫の話、色々な猫の生態も 書き込む。

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yukiの思い出③トラと探検の日々

まるで、死にかけた幼少期を取り戻すようにあちこち探検するようになったyuki。
家の中のたいていのところは、自分のテリトリーにしてしまったようで、
ある日、姿が見えないなと思ってると冷蔵庫のてっぺんから顔を覗かせたり
二階のベランダから屋根に出て、くつろいでたり。
トイレに入ってると中に入りたいのか、戸をガリガリと。
風呂に入ろうとすると、一足先に入って行き湯船にたまったお湯を前足で恐る恐る触れてみたり。
一番ビックリしたのは朝方、犬小屋から出てきたときだった。

兄貴のトラと一緒に前夜出て行ったかと思ったら、朝、犬小屋から出てくるとは!
書き忘れてましたが、当時の実家では犬も飼っていて、名前が「ブッチー」。
この犬も、先代の犬とは全然違う鷹揚な気の優しい犬だった。

先代の犬は完璧な「番犬」だった。
我が家の身内の者以外には、親戚のホンの数人しか心を許さない犬だった。
その親戚に対しても我が家のものと血の繋がった人のみ限定というこだわりよう。
血の繋がらないものは、我が家への侵入者として扱うので、ある意味非常に優れた番犬だった。
匂いで分かるんじゃないか。法事などで親戚一堂集まるとよく犬の話になっていた。

ところが、二代目「ブッチー」ときたら、近所の人には甘えまくるし、
見知らぬ来客者にも、尻尾を振る有様。
お陰でみなに愛されはしたが、「こいつは泥棒にも尻尾振ってるぞ」なんて、笑われる始末。
新参者であるyukiを受け入れるだけでなく、自分の寝床で一緒に寝てる。
yukiも余程の度胸の持ち主というか、ブッチーのアホ丸出しの鷹揚さというか、
後々までこの二匹は仲良くし続け、家の前に見物者が出るほどだった。

さて、猫としての探検の日々は初めて危険を経験することになる。

ある日いつものように、朝の食事のあとオス猫トラと外回りに出かけていった。
出て数分後、大きな声でトラの威嚇の雄たけびが、聞こえてきた。
庭に侵入者がいる。トラよりずっと成熟した大人の白黒のオス猫です。
自分のテリトリーのど真ん中、我が家の庭に大きな顔をして、別のオス猫がマーキングをしている。

どうなるものかと見ていたが、初めてそこで勘違いに気づいた。
その勇ましい雄たけびは「トラ」のものではなく、侵入してきたオス猫のものでした。
トラは?よく見ると物置小屋に逃げ込み弱々しそうに、唸っているだけという体たらくである。
無理も無いといえばそうだが、トラはまだ子供に毛の生えた程度。
まだ、オス同士の争いもしたことがないのだろう。
そういえばyukiは?庭のあちこちに目をやると、犬のブッチーのそばにいる。
毛を逆立てて、かなり緊張していた。

猫同士のにらみ合いの続く中(実際はトラが一方的に追い詰められているのだが)
ついにトラが動き出した。というより、全速で逃げ出した。
庭を縦横無尽に逃げ回り、ついに木に登った。侵入者より身軽な事が功を奏した形になった。
が、そこから降りられなくなったのも事実で、トラの精一杯の唸り声は泣き声に変わっていった。
その頃にはyukiは、もうとっくに家の中に逃げ帰っていた。
さて、そろそろここまでか。と思い侵入してきたオス猫を追っ払おうとしたのだが、
その猫は、トラを追い詰めるのに夢中になりすぎたせいで、
自分の立ち位置がブッチーのそばになってることに気づきもせず、
思いっきり吠えられてしまった。不意を突かれて体が10cmほど飛び上がったかと思うと
一目散に逃げていった。

危険は去った。にもかからわず、トラは30分以上もかけて木から下りてきた。
この事件が、yukiとトラの関係を変えていく事になった。
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yukiの思い出②生還

今日明日がヤマと言われ、どうなることかと様子を見ながら、
スポイドで薄めたミルクを温め口へ運び続け、
寝る時には湯たんぽ。その甲斐あってか二日目の朝
フラフラしながらも自力で立ち上がり、「ニャア」と鳴いた。
やれ良かった。とりあえず病院へ経過報告と今後を見てもらいに連れて行った。
子猫用のペットフードを、何回かに分けて貰ってきた。
よく見るとこの猫は全身が白くて、両目の上に小さく丸く黒毛が生えてた。
それだけじゃなく左目が青かった。
「何だこりゃハーフか?」
「平安時代のような眉毛つけてるし」
みんなでからかいながらも、ひょっとしたら貴重な種類かもしれないなんて、
勝手な想像をしてた。

そうこうしてるうちに、みるみる元気になって走り回るようになっていた。
「ところでこれは、オスなのかメスなのか?」
「そういえば病院で聞くの忘れてたね」
「小さいころはよく分からんよ」
どうやらメスのようだった。
親父曰く「メスになったんだ」
途中から変わるかよ、なんて笑いながら、名前を「yuki」(ユキ)にした。

ところで、その頃うちの実家にはすでにトラというオス猫がいた。
最寄の駅前のそば屋で貰ってきた、茶トラのオスだ。
この新参者をどう扱うのか、ニヤニヤしながら見ていたが、
全く鷹揚に振舞っていた。トラはyukiより三ヶ月ほど早くうちに来ていた。
先代の猫が病気で死んで、どーにも寂しいので貰ってきた猫だった。
この猫は、全く大丈夫かと思うほど気が優しく臆病でもあった猫だった。
すっかり実家の雰囲気に溶け込んだyukiは、いつもトラのあとをくっついて回った。
しかし、相当なお転婆なのか餌の時間になると、トラの分まで取ろうとする。
さすがにトラも威嚇していたが、効き目があったのは最初の頃だけだった。

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yukiの思い出①出会い

学生の頃、実家で飼ってた白猫yukiの話です。

高校二年の頃、自転車通学で学校に通ってた。
六月頃だったか、初夏の香りのする梅雨の晴れ間に、部活を終えて友達三人と帰宅途中、
川のほとりで微かに猫の声が聞こえた。
「猫がいるみたいだ」
友達が先に気づきみな自転車を止めて、どこにいるにか探し始めた。
そのうち友達のひとりが、岸辺の葦か何かに引っかかってるゴミ袋をみつけ、
「これみたいだな」と、持って来た。
中には三匹の子猫。そのうち二匹はすでに死んでいた。
ガリガリに痩せて。ただ一匹生き残った子猫も、もう声がかすれ気味だ。
どうするか散々迷った。周りの友達も動物を飼えない所ばかりだった。
迷うには理由があった。
もうすでに猫は飼ってたし。
犬もいたし。ウズラも飼ってた。あろう事かブラックバスまで飼ってた。
ブラックバスは完全にルアーフィッシングにハマッてた僕の趣味だ。
家に着き姉に見せたら
「可愛いね~。トラより可愛いじゃない」
「でも、どうだろ親父が許してくれるかな?もう、すでに満員だよな~。ペットは」
「そうだね、可哀想だけど無理だろうね。」
「どうしよう?」
「段ボールで家作ってさ、近くのお寺のそばに貰ってくださいって書いて置いとこうよ。
 ご飯とかも、ミルクとか一緒に置いて」
「そうだね」
姉の提案で、段ボールに入れた子猫を寺の入り口付近に置いといた。
参拝客の目に留まりやすいように。

親父が帰ってきて夕飯の時に、こんなことあってさと、一部始終を話した。
そしたら怒り出して「何をしてる?すぐ連れて来い」と怒鳴られた。
予想外の反応に、内心喜びつつ急いで寺に向かった。
微かに声が聞こえる、段ボールの中を覗き込んだら、泣く力も弱々しくなってて
餌も全く食べてないようだった。
家に連れ帰り様子を見てたが、泣き声すら上げなくなってきた。
腹ばいに寝そべって、微かに呼吸を感じるくらい。
「これはヤバイぞ」と、いきつけの動物病院に慌てて連れて行った。

医者の見立てによると、
「完全な栄養失調です。食べ物与えても消化する力はないだろう。点滴するにも子供過ぎる。
人肌に温めたミルクを、三倍くらい薄めてスポイドで飲ませてみてください。
なんにしろ、今日がヤマでしょう。回復する確率は四割くらい。いっても五分五分ですね。
寝床は湯たんぽとかで暖めてやってください」
回復したら、また連れてきてくださいとの事。



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